3月25日(木)根魚のリリース
今日はちょっと雨がパラついたりもしましたが、予約無いのがもったいないぐらいいい凪でした。
と、いうわけで今日は買い物に行っていました。
試しにコレ。浮き袋が膨らんで浮いてしまった魚をリリースするための道具です。
去年から自作のリリーサーでリリースをしていましたが、市販品も含め、いろいろ使ってみたいと思います。
一般的にリリースをする際、エア抜き針を使う事が多いと思いますが、いくつかのマイナス要素があります。
まず最初にエアの抜きすぎ。浮き袋にはその魚にとって適量の空気が入っているのですが、膨張した浮き袋からエアを抜くと、その魚が海底に戻った時、浮き袋の浮力が足りなくなります。そうすると魚は平衡を保てなくなり、パタリと倒れてしまいます。イケスで試したところ、正常に戻るのに小さい個体で一晩、大きめの個体は3日掛かったこともありました。当然遊泳に支障が出るため、外敵に対して脆弱になります。また体力の低下もあるみたいです。
次に作業性。揺れる船の上での作業となり、また針を刺した瞬間、魚が暴れることも多いです。このため、魚のひれやエラ蓋のトゲで怪我をする恐れがあります。というか自分はなんども怪我をしています。
最後に魚へのダメージ。慣れるまでは一発でエア抜きが決まらない事があります。中にはエア抜き針から血が出てくることも…当然内臓に至る刺し傷を作る訳で、傷は無いに越したことがないですよね。
こんな訳で去年からリリーサーを使用し始めました。リリーサーは強制的に魚を沈め、水圧が掛かった状態で解放するものです。リリーサーで魚の上唇を刺し通す必要はありますが、皮一枚の傷ですむ利点があります。
もちろん、状況や魚種によってはリリースができないこともあります。でも特に根魚は小さいもの、持ち帰らなくていいものはリリースしてあげてください。アカハタ等のリリース推奨体長についてはシーズン前にまたお知らせする予定です。よろしくお願いします。
さて、明日は午前午後とアカムツに出船します。
釣り物・料金・予約について - 伊東港・第2たか丸の釣果情報