9月8日(木)唐人川のオオウナギ
今日は涼しい北東の風。雨も降ったり止んだりで激しく降った時間帯もありました。
さて、先日の伊豆新聞で伊東市の唐人川でオオウナギが見つかったとのニュースがありました。唐人川は街中を流れる小さな川です。
こんな浅い川。今日みてみましたが流石にオオウナギは見つけられませんでした。
オオウナギは沖縄、奄美地方では普通に見られる魚ですが、本州ではごく珍しいです。
かつてこの近くに「浄の池」という不思議な池があり、そこにはコトヒキやボラといった汽水域の魚と共に南方系のオオウナギやユゴイ、さらにはオキフエダイまでもが世代を重ねていたといいます。詳しくはWikipediaで。非常に興味深いのでぜひ見てみてください。
今でも伊東市内にはグッピーが生息している水路があったり、かつてはティラピアもいたらしいですが、幕末期にはすでに熱帯性の魚が生息していたなんてとてつもないロマンだと思いませんか?現在は生物多様性と在来種保護の観点から、国内移入種にも厳しい目が向けられがちですが、これはまた別次元の話だと思います。
ただオオウナギは陸封されておらず、産卵はウナギと同様に母川から遠く離れた海で行われるとされているので、どうやって世代を重ねているのかとても不思議ですね。ウナギはサケのような母川回帰性を持たないと思われるので、どこかの学者さんにぜひ謎を解いてほしいものです。
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